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 3つ目は「ウオーミングアップをやりすぎない」。張り切っていつも以上にウオーミングアップをやるとゴールまで体力がもたなくなる恐れがある。「初心者は体操やストレッチにとどめ、レース序盤をウオーミングアップ代わりに走ればいい」という。

 4つ目は「体を冷やさない」。冬場や雨天・強風でのレースでは、防寒アイテムを活用し体の末端を冷やさないようにしたい。取り外しができるレッグウオーマーやアームウオーマーなら体温調節もできる。「ウオーミングアップ後、肘や肩、膝裏などの関節にオリーブオイルを塗ると、体温保護の役割を果たす」(有森氏)。

 5つ目は「本番前に特別なことをやらない」。有名ランナーが使うレース用の軽量シューズを、練習で試さず本番で突然履いて走ったり、メダリストのウオーミングアップ法を、実力が異なる初心者がそのまま取り入れたりすると、けがにつながる恐れがある。

試合当日にやってはいけない5つのこと

1:空腹の状態でレースに出ない
エネルギー切れを防ぐためにも、レースの3時間前に朝食を取り、エナジーゼリーなどを持参して、レース1時間前やレース途中で補給する。

2:塩辛いものやカフェインを摂取しない
水が飲みたくなる塩辛い食事や、コーヒーや紅茶など利尿作用があるカフェイン飲料は控えた方がベター。トイレに並ぶロス時間を減らせる。

3:ウオーミングアップをやりすぎない
通常よりも多めに走ってしまうと体力切れになりがち。初心者はレースの序盤はウオーミングアップと考えて走ってみよう。

4:体を冷やさない
3~4月は気温の変動が激しい。強風の時や、雨天時には、体を冷やさないように気を付ける。

5:本番前に特別なことをやらない
本番前に焦っていつもと違うことをやると、かえって良くない方向になることも。“いつも通り”を心がけよう。

(日経ビジネス2017年2月13日号より転載)