睡眠時間の世界最短は東京

 世界の大都市の中で、一晩あたりの睡眠が最も短いのは東京だ。リストバンド型活動量計を製造しているジョウボーンの製品「UP」シリーズの装着者のデータを集計によると、東京の睡眠時間は5時間45分だ。次に短いのがソウルで6時間3分、以下、ドバイ6時間13分、シンガポール6時間27分、香港6時間29分、ラスベガス6時間32分と続く。

 そんな睡眠不足が蔓延している東京のビジネスパーソンにメッセージを送りたい。働きすぎが当たり前の世界にあって十分な睡眠を取ることは一筋縄ではいかない。そこで、睡眠を最優先事項の一つとして、再認識していただけないだろうか。

 仕事のために、睡眠を優先事項のリストから格下げする人は多い。だが、よく眠ると、あらゆる面でパフォーマンスが向上することは、科学的にも明らかだ。創造性や生産性が上がり、学習速度も速まり、よりよい意思決定を下せるようになる。

 いい仕事をしたいならよく寝ること――。そう気づくことがカギなのだ。

(次回に続く)

※本原稿は著者の了解を得て、一部、書籍『スリープ・レボリューション』から引用しています。

スリープ・レボリューション 最高の結果を残すための 「睡眠革命」
アリアナ・ハフィントン=著、本間徳子=訳 日経BP社

睡眠不足のとき、脳は酒気帯びと同じ状態に陥り、判断力も生産性も低下する。それが続くと、糖尿病や癌、認知症など病気のリスクも高まる。睡眠は、ほかのどんな方法よりもプラス効果がきわめて高い「究極の健康法」で、睡眠を犠牲にして何かするのは、「愚かな選択」だ。睡眠の質を高めることで健康だけでなく生活も、仕事も人間関係も劇的に改善する。人生を豊かにする「睡眠革命」に今すぐ取りかかろう!