ついに幸福大臣が登場した

 新興のサービス産業富裕国と呼べるアラブ首長国連邦(UAE)で2016年、幸福大臣や寛容大臣というポストが新設された。幸福大臣は激変する社会環境の中で、為政者が提供すべき幸福の行く末を見極めようとしている。

 スイスやフィンランドなど先進成熟国はベーシックインカムの社会実験を進めている。こうした状況下で個人も、企業も、幸せを再考する必要がある。

(本記事は『2018世界はこうなる The World in 2018 (日経BPムック)』に掲載された『どうなれば人間は幸福なのか、古くて新しい問いを考える時』を編集、転載したものです)

川口 盛之助(かわぐちもりのすけ)氏

盛之助代表取締役。1984年、慶應義塾大工学部卒、イリノイ大学修士課程修了(化学専攻)。技術とイノベーションの育成に関するエキスパート。戦略コンサルティングファームのアーサー・D・リトル・ジャパンにおいてアソシエート・ディレクターを務めたのちに株式会社盛之助を設立。国内のみならずアジアや中東各国の政府機関からの招聘を受け、研究開発戦略や商品開発戦略などのコンサルティングを手がける。著書『メガトレンド』シリーズは独自の方法論から導き出す精緻で広範な未来予測分析を行い、各界で高い評価を受けている。

英The Economistの別冊「The World in 2018」日本版の独占翻訳権を日経BP社が獲得、「2018 世界はこうなる」として発行。40カ国で毎年発行される「The World in」は信頼性のある世界予測として高い評価を得ている。朝鮮半島や中国などアジア情勢、テクノロジーがビジネスやファイナンスに与える影響、といった記事を収録。