赤の広場周辺のビフォーアフター…あの国営百貨店は?

 次の写真は赤の広場に面した百貨店「グム」の店内。1893年に完成した見事な建物で、社会主義時代は国営百貨店だった。当時は食料品や日用品の店が中心で、モスクワの庶民が気軽に買い物に訪れる場所だったようだ。

 今回訪ねてみると、店内は高級ブランドのブティックが大半を占めていて、これまたびっくり。それでも、店の端のほうにはやや高級っぽくはあるが、食料品店が並んでいたので、チョコレートや蜂蜜など、いい土産物を買うことができた。

国営百貨店時代のグム。「食器」「スポーツ用品」などの看板が見える(1985年)
国営百貨店時代のグム。「食器」「スポーツ用品」などの看板が見える(1985年)
エスカレーターも設置され、きらびやかになった現在のグム。喫茶店やスマートフォンの店もある
エスカレーターも設置され、きらびやかになった現在のグム。喫茶店やスマートフォンの店もある

 そして、グムの北側にあるニコリスカヤ通りで撮ったのが次の写真。右端の建物がグムだ。当時は何の変哲もない通りだったが、やけに人がたくさんいるなあと思って撮ったと記憶している。

当時もこの通りには商店が並んでいたはずだが、社会主義時代なので派手な看板がないから、どこが何の店なのかが、よそものには分からない(1985年)
当時もこの通りには商店が並んでいたはずだが、社会主義時代なので派手な看板がないから、どこが何の店なのかが、よそものには分からない(1985年)
観光地の散歩道として整備された現在のニコリスカヤ通り。左奥に見える教会の塔らしきものはここ30年の間に新しく建てられたようだ
観光地の散歩道として整備された現在のニコリスカヤ通り。左奥に見える教会の塔らしきものはここ30年の間に新しく建てられたようだ

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