ドンキとの共同店舗は売り上げが2倍に伸びる

両社が組むことで、店舗では具体的にどのような変化が生まれますか。

高柳:例えば今度の6店舗では、商品の値付けの仕方も変わってくると思います。店舗全体のうち食品の売り上げが7割を超えると、いわゆる食品スーパーのカテゴリーに入るらしいのですが、それでいうと現在のユニーは既にGMSというより食品スーパーに当てはまります。実は、もはやGMSのカテゴリーじゃないんですよ。それほど食品の割合が大きい。

 逆に言えば、店舗の2階、3階部分、いわば食品以外の売り場が正直なところ弱い。一方でドンキは、ユニーとは正反対なんです。ドンキの生鮮品の割合は3~4割で、そのほかが6〜7割になっています。

 つまり、ユニーとドンキを組み合わせると結構面白いことが起きるわけです。ユニーは明らかに生鮮品で稼がないといけない業態です。逆にドンキは生鮮品への依存度が低いですから、両方を組み合わせると悪くないに決まっていると僕は思っているんです。2階、3階部分はドンキのやり方でしっかり稼いで、その分、生鮮品は価格をぐっと抑えるとか、そういう柔軟な値付けができるようになると考えています。

まずは、ドンキと共同で展開する6店舗で、どれだけ売り上げが伸びるかが、提携を進めていくうえで重要になりますね。

高柳:これは、もうすぐ分かりますから。半年後ぐらいにインタビューを受けて「すみません」と言っているか、「いやあ、やりました」と言っているか、どっちになっているか分かりませんけどね。

 それでも、6店舗に限って言えば、転換前の2倍近くに売り上げが増える可能性は十分にあると期待しています。実際、他社のGMSだった跡地がドンキに変わった事例を調べると、売り上げがGMSだった時と比べて4倍になったという話も聞いています。

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