ホンダの巻き返しなるか

 トヨタ自動車や独フォルクスワーゲン、米GMなどがライドシェア大手などとの提携を次々に発表するなか、ホンダは沈黙を続けていた。

 ホンダの八郷隆弘社長は今年10月の本誌の単独インタビューで、「変化についていくために、他社とのコラボレーションも考えていく。自分だけでできるなんて思っていない」と語っていた。

 グーグルとの提携でホンダは巻き返すことができるのか。提携内容はこれから詰めることになるが、先例がある。欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)だ。

 グーグルはホンダとは別に、FCAと今年5月に既に提携している。

 ウェイモは12月19日、FCAのクライスラーブランドのミニバン「パシフィカ」を使って共同開発した自動運転車両の画像を公開。ルーフにはこれまでグーグルが開発してきた自動運転車と同じく、レーザーレーダーとみられるセンサーが搭載されている。両社は2017年に実験車両として公道を走らせる計画だ。

ウェイモとFCAが共同開発した自動運転車のイメージ
ウェイモとFCAが共同開発した自動運転車のイメージ

 ホンダとの提携が実現すれば、自動車メーカーとして2社目の提携先となる。ホンダはFCAとのすみ分けについて「現時点では不明」とする。

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