会社として、今後こうしていきたい、という思いは?

守安:今、いろいろなところで、DeNA全体が、モラルのない企業風土だと書かれています。それは、本当に社員にも提携先にも申し訳がないと思っていますし、そうでないところを見せて、なんとか変えていきたいと思っています。

ご自身の進退について、どうお考えでしょうか。

守安:世間の信頼を取り戻すために全力を傾けたいと思っています。そして、改めるべきところは改めたい。経営者である私自身に何かしらの問題があるのかもしれません。ちょっと数字によりすぎているのかもしれない。社会的意義やユーザーの喜びといった部分とのバランスが悪いのかもしれない。

 そして、そうした問題を止められないのであれば、内部のガバナンスや管理体制に不備があるのかもしれません。それらをすべて、改めたい。その上で、もっと強い会社へとしていきたいと思います。

「会社として生まれ変わる」

利用者数や収益などの数字を追い求める結果、モラルや法令をおざなりにするという点で、今回の件は、かつてソーシャルゲーム事業で起こった「コンプガチャ」問題や、独占禁止法の排除措置命令を受けた「囲い込み」問題などを彷彿とさせます。当時の反省や教訓は生かされなかったのでしょうか。

守安:そうですね。だからこそ、本当に変われるのかどうかが問われているのだと思っています。本気で変わります。

 この土日に取締役会をやり、南場(智子取締役会長)とも、「これを契機に本当に会社として生まれ変わらないといけないよね」「こういう過ちは二度とおかしたらいけないよね」という話をしました。これを契機に本当に会社として生まれ変わらないといけない。私は、まだ変われると信じています。