イスラエルはスタートアップの育成が得意

日本とイスラエルの2カ国間の関係は、投資協定の合意など経済面での進展が見られます。今の状況をどのように捉えていますか。

ジサペル:日本での30年間のビジネスの経験の中でも、今が最もチャンスがあると感じている。日本とイスラエルの間には大きなビジネスチャンスがある。両者は補完関係にあるからだ。日本はハイテク産業において大企業を育て上げてきたがスタートアップの育成は苦手だ。イスラエルはスタートアップの育成が得意だが、大企業を産む土壌がない。

 しかし、日本もイスラエルも優れた技術を持っていることに違いはない。だからそこにビジネスチャンスがある。私もこれまでずっと考えてきたことだが、大きなディールはこれまで成功してこなかった。

 日本は今、シリコンバレーで革新的技術を探している。だが、イスラエルからならより安い価格で技術を買うことができる。シリコンバレーのベンチャーは、米国の外で協業相手を探そうとは思っていない。しかし小国のイスラエルはいつでも海外からの投資を待ち望んでいる。だから日本にとっても今は大きなチャンスなんだ。