「i3」の航続距離は500km

 BMWの日本法人はチャージナウ開始と合わせ、EV「i3」を刷新して10月1日に国内で販売を開始すると発表した。価格は従来モデルから据え置きの499万円から。クリーンエネルギー自動車給付金により最大36万5000円の補助を受けられる。

 日本法人のペーター・クロンシュナーブル社長は「i3の新規顧客獲得率はグローバルで80%、日本国内は90%。外資メーカーだけでなく国内メーカーからの乗り換えとなる」と、i3が顧客開拓に有効であると強調した。

 目玉は1回の充電で走行できる航続距離の大幅な延長だ。従来モデルの1.7倍となる390km(JC08モード)を実現。バッテリーのサイズを変えないまま、大容量を実現したリチウムイオンバッテリーを搭載したことが主な理由だ。

 バッテリーのサプライヤーはこれまで通りサムスンSDIとなる。「LG化学からの提供は今のところない」(BMW日本法人広報)。発電用エンジンを搭載したレンジエクステンダー型モデルも追加した。ガソリンとの併用で航続距離は500kmを超える。

 EVでは、米テスラ・モーターズも専用の超急速充電施設「スーパーチャージャーステーション」による充電網を広げている。テスラ車のオーナーであれば24時間、無料で利用できるもので、日本でも既に11カ所のステーションがオープンしている。

 次世代パワートレーンの主役の座を狙うEVにおける「長距離化」と「充電サービス」。この両輪が動き始めていることが改めて浮き彫りになった。