巨大製薬企業の英アストラゼネカが、第一三共に買収提案していたことが明らかになった。第一三共は提案に応じなかったが、買収の可能性はなお残る。成立すれば、買収額が1兆円規模に達する超大型M&A。世界的な製薬再編の波がついに日本にも及び始めた。

東京・日本橋に本社を構える第一三共に英製薬大手アストラゼネカが買収提案を行っていた(写真は第一三共東京支店と英国にあるアストラゼネカの工場)(写真=右:Bloomberg/Getty Images)

 メガファーマと呼ばれる製薬世界大手の一角を占める英アストラゼネカが、第一三共に買収提案していたことが分かった。関係者によると、第一三共が打診を受けたのは昨年。がん領域での新薬開発の加速と安定した収益確保がアストラゼネカの狙いとみられる。

 アストラゼネカは2016年の売上高が230億ドル(約2兆5000億円)で、世界ランキング10位につける巨大企業。その規模は第一三共のざっと3倍弱を誇る。第一三共の発行済み株式の半分以上を取得すれば、買収額は1兆円規模に達する。

 詳細は日経ビジネス2017年9月4日号の「緊急特集(有料記事)」でお読み下さい。(日経ビジネスオンライン会員の方は無料ポイントでお読みいただけます)

100兆円市場を巡りメガファーマがしのぎを削る
●2016年 医薬品売上高ランキング
注:医療用医薬品、ワクチン、ロイヤルティーなど売上高。OTC(大衆薬)や動物薬、検査薬は除外。ドル換算値は年平均レート。無印は2016年12月期決算、※は17年3月期決算
出所:新ファルマ・フューチャー2017年6~7月号(研ファーマ・ブレーン 永江研太郎氏の調査による)