単月での黒字化は来年に

 当初、僕も有料課金が売上高の6〜7割になるだろうと思っていました。でも、有料課金=安定とは言えない。例えば、アクティブユーザー(ある一定期間にサービスを利用したユーザー)数が1000万人の2つのサービスがあったとします。どちらも月額500円だったとして、急に一方が250円に割り引いたとする。すると、ユーザーは完全に一方に流れます。これは極端な例ですが、有料課金も明らかに外部要因に左右される。

 僕個人は、どんなに景気の波があったとしても、自社できちんとしたアルゴリズムとプラットフォームを持っていれば、広告のほうが安定的な収益源だろうと見ています。

今後の事業計画は。黒字化はいつですか。

堀江:単月での黒字化は来年のどこか。これは間違いなくそうなります。

その先のマイルストーンは。

堀江: グローバル展開です。国内で成長しつづけ、米国とインドで日本発のベンチャー企業としてどこまで戦えるか。時間がないので、そこが来年以降考えければならないポイントです。

それでは、IPO(新規株式公開)はその後ですか?

堀江:IPOはまだ考えていないんです。小さい成功は望んでいません。利益はどんどん投資に回したい。やりたいビジネスは無限にありますから。今は正直迷っていますが、まだ未上場企業であり続けても良いと思っています。

将来的に目指している事業の規模感は。

堀江:国内だけだと広告と有料課金で売り上げは200億〜300億円が天井でしょう。時価総額は3000億円を目指しています。グローバル展開を含めると規模感は正直つかめていません。世界には料理動画の市場が盛り上がっていない国もまだまだあるので、進出していきたいと思ってます。だから、(将来の事業規模は)今は分からないというのが答えです。