17階には、地下1500メートルから湧き出た温泉浴場がある。宿泊者限定で、内風呂から露天風呂がつながっている

 大手町は、外資も含め大手ホテルチェーンがしのぎを削る。アマン東京、パレスホテル、丸ノ内ホテル──。2020年には、フォーシーズンズホテルの開業も決定している。そんな中で、星のや東京は、主要客層として海外旅行客だけを想定しているわけではないのも特徴だ。

 「日本旅館の良さは、やはり日本人の方が感じてもらいやすい。東京への日本人観光客も取り込み、(日本人と外国人で)半々になるよう目指している」(星野代表)と話す。

 都心の日本旅館という新しい領域を足掛かりに、世界での展開を見据える星野リゾート。現在、海外の大都市への進出は具体的に計画していないというが、「世界の不動産開発会社などは、新しいホテルのスタイルを常に探している。(海外進出は)良さを分かってもらえれば、意外に早いのではないか」と星野代表は語る。