まだ質問はあるよ!!

 高田会長が今後について、「裁判所の通りに対応させて頂きます…。私がいたことによって変な対応になったのか、反芻して考えていることは多い…」と話すと、株主がそれを遮る。「いや、申し訳ないと思っているなら資産を社会に還元する意思はあるんですか!もちろん、法的責任はないですよ、会長には」

 高田会長は明確な回答を避ける。株主が「ノーということですね」とつぶやく。

 その後も厳しい質疑が続く。約2時間の質疑の後、高田会長から「最後の質問にしたい」とのアナウンスが入る。取締役の選任に対しての質疑が終わった後も、株主の不満は止まらない。

 「最後の総会なので、最後まで聞くべきだ!みなさんいかがですか?」株主がこう発すると、会場から拍手が起こった。最後の質問は次の通りだ。

株主「途方に暮れている。100%減資で間違いないのか」

高田会長「一般論としては、株式の価値はなくなると見込まれます」

株主「100%ですか」

高田会長「裁判所が判断することになります」

 最後に取締役6人を再任する議案が可決された。開始から約3時間。タカタの上場企業として最後の株主総会は、多くの株主が納得しないまま、終わりを告げた。