
出光興産の大株主に香港のファンド、オアシス・マネジメント・カンパニーが浮上したことが、『日経ビジネス』の取材で明らかになった。オアシスは出光が昭和シェル石油との合併になかなか踏み切れない現状に業を煮やし、昭シェルへのTOB(株主公開買い付け)による事態進展を求めている。村上世彰氏率いるファンドも出光の株主に浮上するなど、名だたるアクティビスト(物言う株主)たちが出光に集まってきた。
今月に入り来日したオアシス首脳が出光幹部と面会、出光にTOBに踏み切るよう求めた。オアシスは出光株を4%程度持つ大株主になっているとみられる。出光創業家に次ぐ規模になった可能性が大きい。オアシスは昭シェルの株も保有しているもようだ。
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