結果はどうなっていますか。

 衝撃的でした。東京エリアでいうと、トイレットペーパーは12ロール入りでも1店舗当たり1日1個は売れているんです。4ロール入りのときは1日1個売れることはありませんでした。お客さんがトイレに足を運ぶ回数が増えているわけではないでしょうから、これまでコンビニ以外で買っていたお客さんがセブンイレブンで買うようになってくれたということだと思います。

値下げした商品の売れ行きは。

 値下げから1週間ほどを検証してみると、数量ベースで前月より3割ほど伸びています。

61品目のなかで、想定より伸びた商品、意外と伸びなかった商品のようなものはありますか。

 そこは、まだわからないのが正直なところです。浴室用の洗剤など、1カ月ではまだ買い替え時期を迎えていないものもあります。今回は新生活が始まるタイミングにあわせて4月に実施しました。この施策の本当の効果ということになると、(大掃除する家庭の多い)年末に向けて少しずつ認知度が高まってから検証することになります。

値下げした商品には「安心価格」というタグがつけられている(5月下旬、東京都内のセブンイレブン店舗)

ドラッグストアを意識

今回の値下げの原資は、日用品メーカーが負担しているのですか。

 全てではないですが。メーカーにとっても納入量が増えて、店頭での露出度が上がるというメリットがありますので、そこのところの取引条件は交渉しています。

加盟店も負担するということでしょうか。

 値下げした商品は売り上げ個数が3割増えていますから、そのぶん利益も増えます。トータルとしての効果を丁寧に説明して、ご理解をいただいているという状況ですね。今回これだけ売り場を変えるわけで、取り扱いをやめて処分する商品もありますので、その費用の一部は本部も負担しています。

これだけの規模で一斉値下げするのは、2009年以来です。

 今回は品揃えの見直しも一緒にやったのが特徴です。前回は同じ容量のものを、売り場も同じままで値下げしましたので。

8年前と比べると、ドラッグストアの存在感が高まっています。

 お客さんが日用品を買う場所としては、やはり近年ドラッグストアが増えています。これは毎年の数字が上がっているのを見れば、間違いない事実です。ですから我々としては「近くでお買い求めいただける」という点をお客に喜んでいただきたいですね。