白物家電はいかようにも自分たちで作れる

白物では東芝の白物事業を取得した美的集団やハイアールなどが強いですが、中国メーカーの勢いをどう見ていますか。

津賀:もちろん競争相手にはなります。でも白物家電はいかようにも自分たちで作れるんですよ。ここが黒物家電とは違うところ。黒物はプラモデル的に決まってしまいますからね。

 白物は各社同じ洗濯機であっても作り方全然違う。内製部品とか見ても違います。特徴を出せるのが白物であり、出し続ければ競合が多くても生き残れると考えています。

幅広く事業を手掛けているパナソニックですが、いわゆるコングロマリットディスカウントにはならないのでしょうか。(コングロマリットディスカウント:様々な事業を手がける複合企業の株式時価総額が、個々の事業の価値を合算した額に比べ割安になること)

津賀:例えば、様々な事業でパナソニックの製品があるからパナソニックの製品を安く買い叩く、ということがあればこれはコングロマリットディスカウントです。でもこれだけ日本でブランドイメージがあがると、そうした買い叩きは起きにくい。値段を下げて数を売るという量販店のやり方がすべてではないと考えています。白物家電にフォーカスしても値段を下げ続ける必要はなく、付加価値をつけて値段をあげるのが本筋と考えています。

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