(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 日本郵政グループの日本郵便は26日、新社長に三井住友アセットマネジメントの横山邦男社長(59)を招く方向で最終調整に入った。髙橋亨社長(61)は会長に就く。かつて日本郵政グループの経営に携わった横山氏の経験を生かし、日本郵便の業績立て直しを進める。

横山 邦男氏

 6月までに就任する見通し。横山氏は三井住友銀行出身。同行の西川善文元頭取が日本郵政社長に就任するのに伴い、2006年から日本郵政に出向していた。2009年に民主党への政権交代が起き、西川氏が事実上、更迭されたため、横山氏も三井住友銀に戻った。2014年からは三井住友アセットマネジメント社長に就いている。

 日本郵政グループは昨年11月に株式上場を果たしたが、グループで唯一、上場していない日本郵便の業績改善が課題となっていた。日本郵便が運営する全国2万の直営郵便局は、物流拠点だけでなく金融代理店としての機能も持つ。そこで、郵政グループの内情に詳しく、金融業務に強い横山氏に白羽の矢が立った。

横山邦男(よこやま・くにお)氏 81年(昭56年)東大経卒、住友銀行(現三井住友銀行)入行。2007年日本郵政専務執行役。2009年三井住友銀行執行役員、2013年三井住友アセットマネジメント副社長。14年から現職。宮崎県出身。