「この現場で働き始めた4年前、2500人のワーカーを2500人で見ているような状況だった。Fluorになってからは3000人で3000人を見ているような状況だ。管理する人間が多すぎるんだよ。オレがどこの社員かって? 初めはCB&Iに雇われていたが、今はFluorだ」

VCサマー原発の鉄柵
VCサマー原発の鉄柵
ボーグル原発と異なり、VCサマー原発は森の中にあるため、外観の見られるところが限られている。サイトにつながる林道もこの通り

「10分の仕事をするのに丸1日かかる感じ」

 今回、ボーグル原発とVCサマー原発では10人近くのワーカーを取材したが、マネジメントの混乱や、NRC(米原子力規制委員会)の規制強化を背景にした安全基準の変更も工事が遅れている理由だと声を揃えた。この点については、2012年11月から2016年11月までVCサマー原発で溶接工をしていたフィリップ(本人の希望で仮名)の証言が生々しい。

フィリップ(VCサマー原発の元溶接工):「兄が現場で働いている縁で、オレもVCサマー原発で働くようになったんだ。でもCB&Iが外れてFluorが入った後にレイオフされた。戻りたいという気持ちもあるんだけど、実際のところ、あまり仕事がないんだよ。例えば、最初の2カ月はただ座っているだけで何も仕事がなかった。給料はちゃんともらった。残業代も含めて。でも何もすることがない。ビックリしたよ」