「1日採用」は学生にも企業にもメリットがある

 異色の採用方式だが、果たしてこのやり方はプラスなのだろうか。参加した学生に話を聞いてみた。

 「拘束される時間が短いのでありがたい。ほかの企業は何度も時間を作らなければならず、いろんな企業を見ることができない」

 「東京の企業を受ける際にかかる交通費や宿泊費を、大幅に軽減できる」

 「説明会から面接まで、会社のことを一気に知ることができる」

 そうしたプラスの意見が目立った。

  「立て続けに面接するので集中力が続かない…」という意見もあったが、総じて見れば、拘束時間が1日で済むというのは受ける側からすれば大きなメリットがあると言えそうだ。

 ユナイテッドは1日採用を2015年に始めている。

 そもそもの導入のきっかけは、採用期間の短縮だ。一般的には、面接後に合否が通知されるのに数日から1週間程度かかる。だが、本当にそれほど時間がかかるのか?と社内で疑問が沸き起こった。

 人事担当者に確認したところ「面接後にすぐ、合否は決まっている」という答えが返ってきた。だったら、その場で合否を伝えて次のステージに進めば、お互いにとって時間の短縮になる、というのが1日採用の構想が生まれたきっかけだ。

 2015年は東京のみで試験的に開催。すると、意外に良い学生を確保することができたという。この成功体験を基に、昨年から東京だけでなく、北海道や大阪で展開。今年から仙台や福岡を追加した。

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