台湾のホテルチェーンも買収
一方、自社が運営するホテルは2017年で30施設、2021年までに100施設を目指す。直営のほか、フランチャイズの展開やM&A(企業の合併・買収)も含む。
3月21日、H.I.S.ホテルホールディングスは、台湾で16施設を展開するホテル会社を子会社化することを発表した。16施設のうち、1施設は「変なホテル」への転換が決定している。これを契機に、上海などへの進出に弾みを付けたい考えだ。
ホテルのタイプも複数用意する。変なホテルは、今回発表したようなエンターテイメント色の強いタイプだけでなく、出張などのビジネスパーソン向けのタイプも開発する。さらに札幌や長崎などで展開している、従来型の人の手によるサービスを売りにした「ウォーターマークホテル」など、立地に合った開業を目指す考えだ。
「既存のホテル業界になかったビジネスモデルを提供することで、ゲームチェンジャーになる」と平林社長は強調する。かつて旅行業界に変革を巻き起こしたHIS。ロボットホテルという新しいカテゴリーを生み出したのに続き、今度はそれを横展開して人手不足という業界が抱える課題を解決しようとしている。
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