2016年の輸入車の販売台数で、独フォルクスワーゲンの「ゴルフ」が初めて首位から転落した。排ガス不正問題の影響により、信頼性を特に重視する日本の消費者が離れた。その間隙を突きトップに立ったのが、独BMWの「ミニ」。快走のワケとは。

(日経ビジネス2017年2月27日号より転載)

新車効果もあって「ミニ」の国内販売は好調が続く(写真=Bloomberg/Getty Images)

 「正直、今でも販売はかなり厳しい。ここまで影響が続くとは…」

 独フォルクスワーゲン(VW)の国内販売店の担当者は肩を落とした。

 輸入車販売台数で、VWの主力車「ゴルフ」が首位から陥落した。日本自動車輸入組合によれば、2016年の外国メーカー車のモデル別登録数で、独BMWの小型車「ミニ」(2万4548台)がトップに立った。

 ゴルフ(2万2802台)が首位を譲ったのは、1988年の調査開始以来初めて。3位にはメルセデス・ベンツの「Cクラス」(1万7760台)、4位にはBMWの「3シリーズ」(1万1947台)が続いた。