「ものすごい危機感があります」

伊原:グループ連携や競争力の話をしましたが、むしろこれからの最大の課題は、次の世代のビジネスモデルとしっかり作っていくということです。

 昨年、トヨタがエンジンだけで走るクルマを2050年にほぼゼロにすると発表しました。その時には、ハイブリッド車なども含むエンジンを積んだクルマは全体の5割くらいになるでしょう。一方で、電子プラットフォームやクラウドの時代が来る。その時に我々は何をやるんだと。ものすごい危機感があります。

 4月1日付けで、次世代のビジネスモデルについてのプロジェクトチームを作ります。将来、我々がどこでどんなビジネスで生きていくのか。それを考える。最初は数人でスタートしますが、各社の部長級を集めて7月には組織を大きくします。

 7月までに、どんなテーマで進んでいくかを大まかに決めます。7月から具体的な議論をスタートして、来年度から資本を大きく動かします。

テーマとしては自動運転も入ってくる。

伊原:当然、そうですね。我々は駐車支援に昔から取り組んでいて、低速ではパイオニア。アドバンテージがあります。ぜひ世界に売っていきたい。

アイシン精機が開発中の自動駐車システム。スマートフォンのボタンを押すと、無人で駐車できる

 アイシンAWはナビも手掛けていて、技術者が多くいる。アイシン精機とアイシンAWでコラボレーションしたい。自動運転に技術者を振り向ければ、そこまで時間をかけずに開発できる。ただ、現実として画像認識技術は自前で持っていない。どこかと組んでいかざるを得ないでしょう。