「プレミアムバーガー」はまだ伸びる

「シェイク シャック」のハンバーガーは日本ではやや値段は高いですが、しっかりとした味が楽しめる「プレミアムバーガー」の代表とみなされています。「プレミアムバーガー」の今後をどう見ますか。

マイヤー氏:そうしたハンバーガーを米国では「ベターバーガー」と呼ぶのですが、確実に広がっていくと思っています。ワインでもチョコレートでもそうですが一度、上質なものを楽しむことに慣れてしまうと、もっと上質なものを望むようになります。これからも伸びていくはずです。特に日本の方々の舌は肥えていますから、「ベターバーガー」が受け入れられる余地はほかの国々より大きいかもしれませんね。

日本4店目は今年夏に新宿で出店

日本での出店戦略を教えてください。また、なぜ日本のパートナーとしてサザビーリーグ(東京都渋谷区)を選んだのですか。

マイヤー氏:2020年までに10店舗の出店を予定しています。出店は計画通りで、今年の夏に東京・新宿に4店目を出します。

 サザビーリーグと組んだことには理由が3つあります。1つ目は従業員が楽しそうに働き、地域密着であり、質へのこだわりが強いことです。これは「シェイク シャック」と同じです。2つ目は他社ブランドでの展開経験が豊富で、日本市場を熟知しています。我々が学べるものも多いと感じました。3つ目はビジネス展開のスピード感です。ゆっくりと良いものを作ることにこだわる姿勢が似ていると感じました。今は日本市場について学ぶ時期で、ゆっくりと店数は広げていきたいと考えています。その方が上手くいくからです。

しかし、2020年までに10店舗は少なくないでしょうか。サザビーリーグには日本で「スターバックス」を展開した実績があります(現在は資本関係を解消)。

日本1号店の「外苑いちょう並木店」。「シェイク シャック」各店は、売り上げの一部をNPO活動に寄付している。
日本1号店の「外苑いちょう並木店」。「シェイク シャック」各店は、売り上げの一部をNPO活動に寄付している。

マイヤー氏:私も「スターバックス」は大好きです。毎日コーヒーは4杯くらい飲んでいます。でもハンバーガーは1日1個くらいしか食べられません(笑)。100店舗出店するとか、1000店舗出すといった数字は重要ではないと思っています。大事なのは優れた商品を提供することとホスピタリティーの心を忘れないことで生まれる実績です。

なるほど。数を追わないということですね。でもあえて伺います。日本市場では将来、最大で何店舗くらいまで店数を増やすことが可能だと思いますか。

マイヤー氏:5年前に角田良太さん(サザビーリーグ社長)と初めて会ってから、そうした話をしたことは一度もないです。店舗数を増やすことよりも既存の店をよりよくすることに力を入れたいですね。その方が将来の可能性も広がると思っています。

まずは会員登録(無料)

有料会員限定記事を月3本まで閲覧できるなど、
有料会員の一部サービスを利用できます。

※こちらのページで日経ビジネス電子版の「有料会員」と「登録会員(無料)」の違いも紹介しています。

※有料登録手続きをしない限り、無料で一部サービスを利用し続けられます。