清水建設はプレミアムフライデーに対応し、これまで半日単位でしか取得できなかった有給を時間単位で有給休暇を取得可能とした。一部の部署では社員の9割が2月24日午後の有休取得を申請するなど、制度利用は上々の滑り出しを見せている。

総務系の部署に勤める相原玲奈さんは通常17時頃終業だが、2時間の有休を取得して午後3時に退社。その後、4時に向かった先はマッサージ店。「平日の昼間予約が取りやすく、値段も夕方の時間帯に比べて安くてお得感がある」と話す。1時間のマッサージを終えてもまだ5時。友人と買い物や食事を予定しているという。

相原さんは、週初めの社内打ち合わせでプレミアムフライデー当日の有休取得を申請。部内からは金曜午後に会議などの予定が入らないよう配慮があったという。個人としても「仕事を早めに処理するなど、1週間を通して効率的な作業を意識できた」と振り返る。

【15:50過ぎ】東京・浜松町
サントリー社員が宴会中。子育て中で普段は来られない女性社員も参加したとのこと。

【15:58】JR東京駅
JR東日本が企画したプレミアムフライデー特別列車、15時58分発。電光掲示板での英語表記は「PARTY」。車掌によると「ほぼ満席」とのこと。

【16:05】東京駅地下
各地の“ちょっといいもの”を集めた「プレミアムマルシェ」。客足は「そこそこ」と言ったところか。

【16:10】東京駅地下
プレミアムマルシェで物色していた観光客。カリフォルニアから来たとのこと。そのうち1人は「私は9時5時の生活だから。日本人はオーバーワークだって来てみて分かったわ。夜の10時過ぎまでビルに明かりがついているしね」「プレミアムフライデー?今日が初日なんだ。いい企画なんじゃない?」

【16:00過ぎ】住友商事本社
16時過ぎに退社する住友商事の若手社員2人。左の佐々木星さんは銀座で母親への誕生日プレゼントを購入後、2時間ほど読書をしてから趣味のストリートダンスで3時間ほど汗を流す予定。右の安藤慶信さんはダイエットに挑戦中で、社内の仲間男性3人でホットヨガの体験レッスンを受けることになっている。仲間の1人が翌日人間ドックに入るため、体験レッスン後にお酒を飲むか思案中。プレミアムフライデーで金曜日に早く帰りやすい雰囲気ができることに2人とも好意的だ。住友商事の方針で有給休暇の取得が奨励されており、日頃から計画的に仕事を進める様に心掛けているという。

住友商事では経済産業省が推進する「プレミアムフライデー」の趣旨に賛同。2月24日の実施に先立つ1月27日金曜日から月末に限らず金曜日に有給休暇(全休・午後半休)の取得やフレックスタイムのコアタイム終了時間である15時の退社を奨励している。

同社では元々、「メリハリのある働き方」を奨励しており、全社員の有給休暇取得日数は2016年で平均15.1日(海外勤務者及び一部の出向者は除く)。これを2017年には全社員平均で16日以上に伸ばすことが目標。「プレミアムフライデー」が盛り上がることで、金曜日の有給休暇取得者数が高まることを期待している。実際、1月27日金曜日以降の金曜日の有給休暇取得者数は前年同期比で1.5倍に伸びているという。また、金曜日にフレックスタイム制度を活用し、就業時間の終了より前に退社する社員数も前年同期比で2倍に増えている。