車載向けディスプレー市場で、今後、曲面ディスプレーの需要拡大の追い風になると見られているのが、自動車の「ミラーレス解禁」の動きだ。

 昨年、ミラーに関する国際基準が改定され、サイドミラーとバックミラーをカメラで代替できる車の開発が可能になった。新型車であれば、2019年6月18日以降に販売できる。カメラで撮影した映像をインパネの両端に表示する際、「曲面加工のほうが機能的に優れており、デザイン的にも使いやすい」(独部品メーカー大手、コンチネンタルの担当者)と言う。

車載は有機ELより液晶

 曲面加工のしやすさで言えば、液晶よりも有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)のほうが上だが、有機ELパネルを車載向けに本格搭載するにはまだハードルが高い。焼付けや寿命などの問題があり、液晶に比べ信頼性が低いとされているからだ。有機ELでは韓国勢の後塵を拝している日本だが、車載向けディスプレー市場に目を向ければ、今後液晶の曲面ディスプレーで存在感を発揮できそうだ。