死ぬまで「続投」するかも

ファミマ・ユニーの統合と中国。2つの経営課題にめどがつくまで社長を続けられるとのことですが、岡藤社長が考える「めど」とは何でしょうか。

岡藤:これ、難しいのは、うちの社外役員からも言われているけど、何年で辞めますと言ったらレームダックになってしまからあかんと。そういうことがあるでしょう。

 やっぱり我々が思う以上に、トップが代わるとなると社員は動揺するんです。ちょっとはしかい奴が、次の人間に賭けたりしよるな。だから、今回延びて、がっくりした奴がいるか分からないな。

 そんなことではダメなんだよな。1人の人間として、伊藤忠の業績を上げて、ライバルに勝つんだということに集中しないと。社長が代わったらどうしたらいいとか、そんなこと気にしたらあかん。

 だから、いつということは言わずに、辞めるときは社内放送で急に『辞めます』と言う。それぐらいでやらないと。10年か、死ぬまでか、いつまで続けるか分からないよ。

 でも、僕もそんな体力があるわけじゃないし、毎年、ライザップ、続けるわけにいかんしな(笑)。

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