ホンダの“変わり身”は今後も続くか

 ホンダはGMとの合弁会社設立に先立って、昨年12月には米グーグルを傘下に持つ米アルファベットの自動運転開発子会社ウェイモとの提携を発表したばかり。

 今年1月に米ラスベガスで開かれた家電見本市「CES」では、ソフトバンクと共同開発した「感情エンジン」を搭載するプロトタイプを世界初公開。AI(人工知能)を使って、運転者の表情や声の調子からストレス状況を判断するほか、嗜好を読み取って運転ルートなどを提案する。他にも、米VISAと共同開発した、クルマに乗ったままガソリンスタンドなどで支払いができる技術も公開した。

 CES会場で会見した松本宜之・本田技術研究所社長は「様々な企業とオープンイノベーションを通じて戦略的な連携を図る」と強調。繰り返し「オープンイノベーション」というキーワードを使った。

CESで会見する松本宜之・本田技術研究所社長
CESで会見する松本宜之・本田技術研究所社長

 「ホンダは自前主義から完全に転換した」。CESでの発表を見たあるアナリストはこう見る。GMとの合弁会社設立も、ホンダの“変わり身”の文脈で読み解くことができる。

 アジアや北米など世界6地域の自主性を重んじる6極体制のひずみから品質問題などに揺れたホンダ。トヨタやGMなどが異業種との積極的な提携に踏み切る中、ホンダは取り残されているとの指摘もあった。2016年末から始まった“変わり身”は、起死回生へのあがきに映る。

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