サービス関連の提携、「常にオープン」

さまざまな企業がこぞって自動運転に参入しています。その中で、ベンチャー企業が単独でやっていくのは難しいのではないでしょうか。大手自動車メーカーと組むことなどは考えていますか。

谷口:あくまでもうちは独立系でやっていきたいと思っています。独立を守り、ユーザーが求めるような機能を提供していきたいと思っています。意思決定の速さやベンチャーならではのチャレンジ精神を守るためには、この独立性を貫くことが必要だと考えています。

 ロボットタクシーが目指しているのは旅客サービスです。一方の自動車メーカーは、ユーザーがお客さんなので運転支援のレベル1や2です。我々が目指すレベル4(完全自動運転:基本的に人は運転しない)にするメリットは自動車メーカーにはありません。BtoC市場におけるレベル4の実現は10年以上かかってしまうと思います。その一方、ロボットタクシーのようなBtoBは専用企業が運用管理し、用途が決まっているので実現は早いのです。

谷口:ロボットタクシーの実現には二つの技術が必要で、一つは自動運転技術。ここはうちの領域です。これまでのテスト走行で一度も事故を起こしたことはありません。もう一つの技術は、タクシーの配車技術です。このニつのコンビネーションでロボットタクシーは実現が可能になります。なので、自動車メーカーとは今後もオープンに付き合い、サービス面で今後色々と(提携など)検討していきたいと思っています。パートナーとの提携に関してはオープンにしています。

 しかし、その前に自動運転の技術を自分たちの納得いくくらいにまで高めたいという思いもあります。実際にサービスで使うレベルになるまで自社でもっていくことが先だと思っています。

 これからは、定期的にZMPの自動運転技術の進捗を発表していきます。2020年に向けてどう近づいているのか、示していきます。今月末から早速そういった機会を設け、どのレベルまで今できているのかをお見せします。

ロボットタクシーを2020年に実現するという目標は変わっていませんか。

谷口:はい。できると思っています。課題はどこまでサービスエリアを拡大できるかということです。過去いろんな大きい変化がありましたが、ZMPはそれを機会ととらえ、大きく成長してきた会社です。結果で示すしかないと思っています。

人材採用の方針について、以前「外国人社員と日本人社員は5:5」としていました。この方針については以前と変わっていますか。

谷口:そのくらいの割合にしたいと思っていますが、現在はエンジニアの6割が外国人です。ちょっと外国人の割合のほうが増えました。

離職率が高いと聞きます。

谷口:それは確かですね。この1~2年です。これはすごく反省しています。私、ここ2年ほど、ほとんど外向けの仕事をしていたので、コミュニケーション不足だった面もあると思います。採用に関しては現場に任せて大幅増員しましたので、ミスマッチも起きてしまいました。ここはこれからしっかりと力を入れていき、ZMPの企業理念に合った人を採用していきたいと思っています。幸い今の社員は、ここ数年で最高のチームだと思いますよ。

 今年は、外回りに割いていた時間を大幅に社内に向けていこうと考えています。製品開発と組織づくりを社員と一緒になってやり、強固なZMPを作っていくところにもう一度力を入れます。今、社内は活気に満ちていますよ。