お金の為だけの上場ではない

上場はZMPにとってどのようなメリットがあると考えていますか。

谷口:我々のやりたいロボットタクシーは、非常に社会的な意味合いが強いので、株を買って応援してくださる方が全国にいるなんて、本当にありがたいことだと思っています。違うかたちの資金調達方法もありますが、全国にZMPのファンを増やしていく、という意味でも上場は必要だと考えています。

 自動運転ってお金がかかるイメージがありますが、うちの場合そこまでお金はかかっていないんですよ。昔から積み重ねてきたベースもありますし、自前で色々作っているので、現在のフェーズではそんなに驚くほどの投資は必要ありません。

 投資が必要になってくるのは、実際に車両が必要になる2019年、2020年頃です。多くの車をロボットタクシーとして動かしたいと思っていますが、現在のテスト段階では6台とか7台とかのテスト車両で自動運転の基礎固めをしています。

再上場についてはどう考えていますか。

谷口:不満の意見もある一方で、ZMPの理念に共感して頂き「待っています」と言ってくれる人もいます。こういった人たちの期待に応えたいと思っています。ロボットタクシー実現の構想は変わっていませんし、この事業は社会的な意味合いが強いので、社会とつながりができるという意味でも、パブリックな会社になる上場は引き続き検討していきます。

 セキュリティの体制が整えば上場の再申請をしたいと思います。いつ頃かは言えませんが、そんなに先ではありません。急ぎませんが、そんなに長くはかからないと思っています。

 今回、すごい数の(株の購入の)申し込みがあったじゃないですか。それだけ影響があるんだなと痛感しました。ZMP関連株として間接的に影響を与えてしまった銘柄もあり、責任の大きさを改めて感じました。

ZMPに出資をしている米インテルとの間に、「2016年までに上場しなければ出資を引き上げる」との契約が存在していると言われています。事実ですか。

谷口:そんな事実は一切ありません。もちろん確認もしました。そうした株主間の契約も一切ありません。期限などはなく、インテル本体の資金による事業投資です。信用も積み重ねてきていますので、これからもがんばってと応援してもらっています。