市場規模が拡大する製品の年4回の薬価見直しを可能にするルールに関しては、政府方針では可能な限り早期に導入することを目指している。薬価収載の時期は毎年2、5、8、11月ごろの年4回で、診療報酬改定の前年度だけは慣習的に2月は実施しない。

 新ルールを導入するに当たっては一定の準備期間が必要となるため、最速でも2017年11月の施行とみられる。だが、中医協の委員から、拙速に新ルールを導入することには否定的な意見が多く出されており、現実には2018年度からの施行となりそうだ。

販売拡大薬の年4回見直しは2018年度スタートか

 また、市場規模が拡大する製品の薬価の具体的な見直し方法については、この日、厚労省から踏み込んだ案は提示されなかった。ただ、オプジーボのように、効能追加などによって市場規模の拡大が前もって予測される薬と、当初の想定を越えて予想外に大幅に市場が拡大した薬については分けて対応される公算が大きい。

 前者については、効能追加時点で新たな薬価を付け直す。一方、後者については、国の「レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)」を活用し、実際に一定規模以上に市場拡大した薬を洗い出し、現行では2年に1回の薬価改定時にしか適用されない再算定ルールを、年4回の新薬収載機会に適用するとみられる。

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