(日本語訳)

エバンス氏:とても美味しい食事でした。おもてなしありがとうございます。

丸富士氏:どういたしまして。日本は何度目ですか?

エバンス氏:今回で三度目です。

丸富士氏:観光する機会はありましたか?

エバンス氏:はい、京都の友人たちを訪ねました。 祇園に行って、舞妓さんを見ましたよ。

丸富士氏:工場以外の日本も見ていただいたのはうれしいですね。 さて、遅くなりました。 どちらのホテルにお泊まりですか?

エバンス氏:名前を忘れてしまいました。 住所が書いてあるカードを持っています。

丸富士氏:タクシーを探しましょう。

【詳しく会話の表現を見ていこう!】

 今回はレストランでの食事後の雑談でしたね。海外出張に行かれるビジネスパーソンの中には「ミーティング中は話すことが決まっているが、雑談は何を話せばいいのかわからない」と困る方も多いようです。雑談は英語で「small talk」と言います。small talkから新たなビジネスチャンスにつながる場合もありますよね。今回は使えるフレーズだけでなく、上手にsmall talkを行うヒントもご紹介していきます。

使える表現(1) That was a wonderful meal.(とても美味しい食事でした。)

 とてもシンプルなフレーズですが、エバンスさんの口調に気をつけて聞いてみてください。「本当においしかった!」と気持ちが乗った抑揚のある口調でこのフレーズを言っていました。仕事の相手が食事に連れ出してくれたら、まずは食事を褒めるのは日本でも鉄則かと思います。食事に関して出来るだけポジティブなコメントを述べ、感謝の気持ちを伝えましょう。

 一方、正直あまりおいしいとは思えなかった食事にはなかなかコメントしづらいですよね。私も某国のある料理がどうしても口に合わなかったとき、食事に連れて行ってくれた方が「どうですか?おいしいでしょ?」と自信たっぷりに料理の感想を聞いてきたので、「This is very unique! I have never tried anything like this before.(とてもユニークな味ですね。今までこういった味のものは食べたことがありません。)」と答えたことがあります(汗)。

 食事中は「What are the ingredients?(材料は何ですか?)」や「What is this made of?(これは何から作られているんですか?)」といった質問を通じて、その料理に対して興味を持っていることを伝えると会話が弾むでしょう。

使える表現(2) Thank you for your hospitality.(おもてなしありがとうございます。)

 「hospitality(おもてなし)」は、最近では日本でも「ホスピタリティー」という言葉はよく使われるようになりました。「Thank you for your hospitality.」は、何か手厚いもてなしを受けた時に、感謝の気持ちを伝える時に使える定番フレーズです。「hospitality」の前に「kind(親切な)」を付けて「Thank you for your kind hospitality.」とも言えます。お礼を言うタイミングを逃さないように、このフレーズはいつでもどこでもサラッと言えるように繰り返し声に出して練習しておきましょう。