使える表現(4)But there is no written commitment, is there? (しかし文書で確約しているわけではない、ですね?)
曖昧な丸富士課長の返答に「こういうことですね?」とすかさず、さすがエバンスさん、突っ込んできましたね。いつものように丸富士課長、痛いところを突かれました(笑)。「commitment」で「公約・誓約・約束」といった意味があります。「written commitment(書かれた誓約=誓約書・契約書)」と言う意味になります。「終身雇用をきちんと文書を取り交わしたわけではないんですよね?」といった意味でエバンスさんは聞いています。
使える表現(5 )No, we're concerned it could be a future flashpoint.(ええ、将来の火種になるおそれがあるので。)
「concern」で「不安にさせる・心配させる」といった意味で、「be concerned…(心配する)」というように「be+過去分詞」の受動態でよく使われます。「flashpoint」で「火種・発火点」といった意味です。「flashpoint」の代わりに「issue(問題点・論点)」という単語に置き換えることもできます。
「問題」というと「problem」が思いつく方も多いと思いますが、ビジネスでは「issue」が使われることが多いようです。例えば、「Let’s talk about this issue at the next meeting.(この件に関して次回の会議で話し合いましょう。)」。ここで「problem」を使うと、明らかに「問題が起こっている」というニュアンスになりますが、「issue」にすることで「話し合うべき点」といったニュアンスになります。
使える表現(6)Well, I think I've asked enough questions for now.(さて、質問はこのくらいにしておきましょう。)
「for now」で「いまのところ」や「さしあたって」という意味になります。ミーティングが長引いて、エバンスさんはたくさんの質問をしてきましたが、やっとエバンスさんの丸富士課長への質問攻めもこれで一時終了ですね。会議が長引いている時、「Let’ wrap it up for now.(ではこれで終わりにしましょう。)」といったフレーズを聞くと安心しますよね。ぜひ、会議の終わりに自ら行ってみてくださいね。
ちなみに「for now(いまのころ)」なので、実は今後まだエバンスさんから質問はある可能性がありますよね…(汗)。「Well, forget about it for now and enjoy dinner, Mr. Marufuji!(まあ、そんなこと今は忘れて丸富士さん、夕食を楽しんでくださいね!)」丸富士課長、このあと美味しい和食、楽しめるといいですね(笑))。
声に出して練習してみましょう!
自分がこれらのフレーズを使うことを想像しながら、いつものように声に出すトレーニングに移りましょう。①会話文の音声の確認、②音声とともに音読(オーバーラッピング)、③特に使えるようになりたい何度も自然に言えるまで音読――してみましょう。
Bye for now!
(それではまた!)
それでは次回を楽しみにしていてくださいね。
See you next time!
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