(日本語訳)

エバンス氏:社員は何名ですか?

丸富士氏:約1500名です。
半数が営業です。

エバンス氏:半分?

丸富士氏:ええ、営業中心の会社ですので。

エバンス氏:終身雇用ですか?

丸富士氏:基本的にはそうです。

エバンス氏:しかし文書で確約しているわけではない、ですね?

丸富士氏:ええ、将来の火種になるおそれがあるので。

エバンス氏:私も心配です。
さて、質問はこのくらいにしておきましょう。

丸富士氏:提案していただく準備はいいですか?

エバンス氏:それを話すのは明日にしましょう。
今はお腹が空きました。

丸富士氏:伝統的な和食が食べられるいいレストランを知っています。

エバンス氏:いいですね。

【詳しく会話の表現を見ていこう!】

 今回も実際のビジネスの場面で使えるフレーズが満載です。一緒にフレーズ、単語の意味を確認していきましょう!

使える表現(1) Well, we are a sales-oriented company.(ええ、営業中心の会社ですので。)

 「oriented」で「~指向の」「~中心の」「~優先の」という意味で、「sales-oriented company」で「営業中心(営業に重きを置いた)の会社」という意味になります。他にも、「goal-oriented person(目標指向の人)」や「customer-oriented service(顧客中心のサービス)」「family-oriented film(家族向けの映画)」のように使えます。

使える表現(2) Do you have a lifetime employment system?(終身雇用ですか?)

 「lifetime」で「生涯」という意味なので、 「lifetime employment system」で「終身雇用」という意味になります。他にも「lifelong(一生の)」や「permanent(永久的な)」といった単語が使われることもあります。

使える表現(3) Basically, yes. (基本的にはそうです。)

 「終身雇用なのか?」というエバンスさんの質問に丸富士課長は思わず、こんな風に答えていましたね。「基本的には…」と白黒はっきり言えない時には「Basically, …(基本的には…です)」と言えることが出来ます。例外があったり、少しうやむやになっていることなどがあったりしたときに使えます。

 私も答えを曖昧にしたくて、これを使うことがありますが、今回の丸富士課長のように、そんな時はいつもその後に相手に突っ込まれることが多くあります(汗)。最初から、詳しい説明を後からすることを踏まえて、「Basically, yes…but…」というように使うこともできます。

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