使える表現(4)However, keep in mind that it isn't our primary goal.(しかしそれは一番の目標ではないことを覚えておいてください)

 「keep in mind」で「覚えておく」「留意する」「肝に銘じる」という意味です。ちなみに最後の「mind」が「touch」に変わり、「keep in touch」になると「連絡を取りあう」という意味になります。友人や知り合ったばかりの人に別れ際に「Let’s keep in touch!」と言われたら「連絡取り合おうね!」という意味になります。

使える表現(5) Our perspective is a little different, I'm afraid.(我々の見方は少し違いますよ、残念ながら)

 「perspective」には「考え方」「見方」「見通し」という意味があります。(物の)見方という意味で「point of view」という表現もあります。

 ここではエバンスさんの意見に賛成せず、丸富士課長は反対の意向を示しました。柔らかく意見を伝える時に使える表現が「I'm afraid」(残念ながら)です。何か言いにくいことを伝える時によく使える表現です。今回は文の最後についていますが、文頭に付けることもできます。

 I am afraid that we cannot accept this offer.
 残念ながら、その申し出を受け入れることはできません。

 I am afraid that the advertising campaign was not successful.
 残念ながら、その広告キャンペーンは成功しませんでした。

使える表現(6)I couldn't agree with you more. (その通りです)

 「これ以上あなたの意見に賛成できない」=「おっしゃる通りです」という意味で使われる表現です。前回紹介した「You can say that again!」(その通り!)はもう少しカジュアルな状況で使われます。

声に出して練習してみましょう!

 今回もいつものように内容をしっかり確認した後に、体に摺り込むために声を出すトレーニングを行いましょう。①会話文の音声の確認、②音声とともに音読(オーバーラッピング)、③特に使えるようになりたい表現を何も見ないで言えるようになる――といった点に留意してください。使うシーンを想像しながら、声に出して一人でロールプレイをしてみるのもよいでしょう。

 The sky is the limit!
 (限界はない!)

 それでは、次回を楽しみにしていてくださいね。

 See you next time!

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