エバンス氏:飲食サービスの廃止を考えるべきだと思います。
丸富士氏:社員が納得しないですよ!
エバンス氏:でもほとんどの社員が自宅からお弁当持参とのこと。
それに近くにはたくさんレストランがあります。
丸富士氏:しかし飲食サービス会社との契約があります。
エバンス氏:契約が切れた段階で更新しなければいいだけです。
丸富士氏:飲食サービス会社は困るんじゃないでしょうか。
エバンス氏:ご心配はごもっともですよ、丸富士さん。
もちろん、決めるのはあなたですけれど。
丸富士氏:契約を更新しなければ、わたしは悪者になります。
エバンス氏:じゃあ、私を悪者にすればいい。
私が言ったということを更新しない言い訳にすればいい。
丸富士氏:ええ、考えてみます。
【詳しく会話の表現を見ていこう!】
社員食堂(飲食サービス)の閉鎖に関しての提案でしたね。強気で大胆なエバンスさんに対して、今回も気後れしている丸富士課長。エバンスさんは会話の最後に丸富士課長を援護射撃してくれています。どんな表現で会話が進んでいったのか、確認していきましょう。
使える表現(1) You should think about shutting down the food service.(飲食サービスの廃止を考えるべきだと思います。)
「think about ~ing」で「~することを考えてみる」という意味です。文頭に「We/You should」をつけることで、何かの話し合いの時に「○○することを考えてみましょう」と検討するポイントを話し始める時に使えるフレーズです。話し合いが煮詰まり、新たな視点で検討するポイントを紹介したいときに使ってみてください。
We should think about relocating our office.(オフィスの移転を考えてみるべきです。)
You should think about creating a new system.(新しいシステムを作ることを検討したらどうでしょう。)
We should think about finding a new office supplier.(新たなオフィス用品業者を見つけることを考えるべきです。)
「shut down」で「閉鎖」「廃止」といった意味ですので、社員食堂の閉鎖に関して検討することをエバンスさんは丸富士さんに提案しています。
使える表現(2) We have a contract with the food service company.(飲食サービス会社との契約があります。)
「have a contract with ~」で「~と契約を持つ(契約がある)」という意味です。他にも「exchange contracts」(契約を取り交わす)や、あまり嬉しくはない「break the contract」(契約を破る・契約に違反する)といった表現もあります。
ABC Corporation is planning to exchange contracts with XYZ Company.(ABC社はXYZ社と契約を取り交わす予定だ。)
The advertising agency often breaks the contract with their clients.(その広告代理店はよくクライアントとの契約に違反する。)
Since we still have a contract with A Corporation, we are not able to start the project with your firm.(まだA社との契約を結んでいるため、御社とのプロジェクトは開始できかねます。)
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