【詳しく会話の表現を見ていこう!】

 日本支社を立て直すべく来日したエバンスさんですが、ただ経費削減をするだけでなく、研究開発の重要性を丸富士課長に伝えていましたね。今回も一緒に単語・表現を詳しく確認していきましょう!

使える表現(1) Five percent of revenue goes to R&D.(研究開発費には売上の5%をあてています。)

 「revenue」で「総収入・売上」という意味です。企業や団体だけではなく、国の歳入の意味でも使われます。また、似た単語に 「income」があります。

 「R&D」は「Research and Development」の略で、「研究開発」という意味です。第2回で会社の部署をご紹介した時(英語の“突っ込み”に耐える)にもこの「R&D」が登場しましたね。

使える表現(2) It doesn’t fit with your reputation as a cost cutter.(コストカッターと言われているあなたには似合わないですね。)

 文頭の「It」は「研究開発費にあてるのは売上の5%では不十分だ」というエバンスさんの発言のことです。「reputation」は「評判・風評・うわさ」という意味です。「your reputation as a cost cutter」で「コストカッターとしてのあなたの評判」という意味です。どんどん無駄を省いて経費削減のアドバイスをすることで有名なエバンスさん(=cost cutter)が、「もっと研究開発費を増やしましょう!」と言ったことで、丸富士課長もかなり驚いたようですね。

The product has a good reputation.
その商品は評判が良いです。

The seminar has a poor/bad reputation.
そのセミナーの評判はあまりよくありません。

使える表現(3)Aren't you worried about failing to develop new products?(新製品の開発がうまくいかないか心配ではないですか?

 この文は「Aren’t you …?」と疑問文でありながら「not」(否定)で始まっています。中学校で学んだことを覚えている方もいるかもしれませんが、これを「否定疑問文」といいましたね。
通常の疑問文「Are you worried about …?(…が心配ですか?)」ではなく、否定疑問文にしたことで「心配ではないんですか?」というニュアンスになります。

Didn’t you attend the meeting?
その会議に参加されなかったんですか?

Don’t you need to enter the password first?
最初に暗証番号を入力するのではないですか?

 この「否定疑問文」で少しやっかいなのが、その答え方ですよね。「Yes? 」「No?」のどちらか悩んだときは、その後に続く文を考えると答えやすいかもしれません。「Didn’t you attend the meeting?」に対して、「参加した」というのであれば「Yes, I did. (=I attended the meeting)」。参加していないのであれば「No, I didn’t. (= I didn’t attend the meeting.)」となります。

 私も以前、答えに詰まった時、混乱を避けるために「Yes」か「No」をあえて最初に言わず、「I attended the meeting…Yes, I did.」のように妙に慎重な文で答えていた時期がありました(笑)。

 ちなみに付加疑問文の答えを日本語から訳そうとすると余計混乱するのであまりお勧めできません。「Yes, I did. (=I attended the meeting)」が日本語の答えだと「いいえ、参加しました。」となります。…確かにややこしいですよね。