「クラウドではMicrosoft、エッジでは米Hewlett Packard Enterprise(HPE)、モバイルではApple」。GE DigitalのCEOで、GE本社のCDO(最高デジタル責任者)を務めるBill Ruh氏も基調講演で、GEが様々なプラットフォーマーと全方位的な提携関係を結ぶことを強調した(写真3) 。

写真3●クラウドはMS、エッジはHPE、モバイルはAppleとの提携を示すスライド
写真3●クラウドはMS、エッジはHPE、モバイルはAppleとの提携を示すスライド
出所:米GE
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 今回のMinds+Machinesでは、製造業の生産性向上を実現するアプリである「Operations Performance Management(OPM)」や、Predixのエッジデバイス上でCEP(複合イベント処理)を実行する仕組みである「Predix Complex Event Processing(CEP)」なども発表している。

Predixを活用した生産性向上アプリを増加

 Predixは、産業機器などに取り付けたセンサーから集めた情報を分析することで、産業機器から得られる成果(アウトカム)を最大化するアプリを開発するためのプラットフォームだ。GE自身がPredixを使うことで、開発したアプリをSaaS(Software as a Services)として提供することにも力を入れている。OPMはそうしたアプリの一つで、まずは鉱業の顧客向けに提供する。鉱業会社の生産プロセスをセンサーデータを元に分析することで、作業のボトルネックを発見したり、生産が計画通りに進行していない場合にアラートを出したりするといったことが可能になるという。

 なお、GEが言うところのエッジとは、クラウドプラットフォームであるPredixのサブセットをネットワークの終端(エッジ)で処理することを指す。これまでもPredixではクラウド上でなら、センサーデータを即時に分析できた。エッジデバイスでもCEPを実現可能にすることで、インターネットに接続できないようなロケーションでも、高度な即時データ分析ができるようになる。