ジムに他チームのポケモンが配置されている場合は、そのポケモンと自分のポケモンとを戦わせて、他チームのポケモンを追い出していく(写真8)。同じチームのポケモンと戦わせることで、自分のポケモンをトレーニングする仕組みもある。

写真8●ジムでのポケモンバトルの画面(左)、写真9●ポケモンの卵を孵化器に入れた画面

 ポケモンGOはつまり、ポケモン収集とジムの「陣取り合戦」を中心としたゲームだ。もっともその本質は、プレーヤーをひたすら歩かせて健康にすることにあるようだ。例えば、ポケストップで手に入るポケモンの卵を「孵化器(インキュベーター)」に入れると、ポケモンが卵から生まれてくるのだが、その生まれる条件は「一定の距離を歩くこと」。筆者が手に入れた卵の中には、プレーヤーが10キロメートルを歩かなければ孵化(ふか)しないものもあった(写真9))。

 なおポケモンGOでは、英語版であっても距離の表記はメートル法であり(米国ではメートルではなくヤードやマイルを使うのが一般的)、米国の報道によれば多くの米国プレーヤーがメートル表記に戸惑っているとのこと。Googleの検索クエリーの動向を示す「Googleトレンド」でも、キロメートルとマイルの両方を検索するクエリーが、この1週間で激増している写真10)。

写真10●キロメートルとマイルの両方を検索するクエリーが増えている

 サンフランシスコでは7月20日の夜に、数千人のプレーヤーが一斉にポケモンGOをしながら街を歩くイベント「Pokemon Go Crawl」が有志の手によって企画されている。Facebookのイベントページでは、既に5700人が参加予定を表明し、2万3000人が「興味あり」としている。

 ポケモンGOはさまざまな意味で、米国社会に大きな影響を与え始めていると言えそうだ。