新サービスの開発に人工知能(AI)を積極活用する「AIファースト」を掲げる米グーグルがその戦略を加速している。2017年5月17〜19日に米カリフォルニア州マウンテンビューの本社近郊で開いた開発者会議「Google I/O 2017」で、AIを活用した新しいアプリケーションを相次ぎ発表した。
グーグルはユーザーインタフェース(UI)を、タッチパネルによる操作やキーボードからの文字入力に頼る従来の方法から、音声認識や画像認識など新しい方法に置き換えようとしている。Google I/Oでは音声アシスタント「Google Assistant」をAndroid搭載のスマートフォンやタブレット、スピーカー端末「Google Home」だけでなく、スマートTV「Android TV」や、独アウディなどのAndroid車載端末、さらには米アップルのiOS端末にも搭載すると明らかにした。
Google Assistantは、それまでの「Google Now」を置き換える目的で2016年にリリースした音声アシスタントだ。複数のユーザーの音声を聞き分けられる。「私の次の予定は?」と問いかけると、問いかけた当人の予定を読み上げる。Google Assistantは2017年5月に日本語にも対応。2017年中に日本語対応のGoogle Homeを日本市場で発売予定だ。
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