5300万ドルの追加投資で息を吹き返す

 一時はもはや廃業かとも噂されていた3D Roboticsだが、2017年4月末に「シリーズD」の投資で5300万ドルを調達した。同社は現在、建設業に照準を合わせたエンタープライズ市場を睨み、画像分析ソフトウエアをSaaSモデルで提供する企業に方向転換している()。ウェブサイトも以前とはすっかり変わった様相だ。

図●3D Roboticsのソフトウエアを使って生成した建物の3D(3次元)画像
(出所:米3D Robotics)
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 建設業は設計と建設の間のギャップが大きく、建設プロジェクトの80%は予算オーバーで、平均20カ月の遅れが出るという。ドローンが撮影する画像を活用することで、実際の建設の進捗が把握できる。このソフトは、設計に多用されるAutodeskのシステムにも統合されているようだ。

 今回のシリーズDの投資には、前シリーズでの投資家も加わっており、3D Roboticsのピボットへの期待も感じられる。だが、ドローンのハードウエアと同様、ドローンのソフトウエアもますます激しい競争の場になっている。ピボットしたからと言っても、3D Roboticsが安心できるまで、まだしばらくの時間がかかりそうなのである。