チャットによる買い物体験は、思った以上に良かった。女性向けアクセサリーに詳しくない筆者が妻の誕生日プレゼントとして「Catbirdのイヤリング」を探し当てる可能性は、従来であればゼロだ。ECサイトで商品を探し出すためには、その商品に関する「検索キーワード」をあらかじめ知っている必要があるためだ。

 それに対してOperatorでは、人間の買い物コンシェルジュや小売店のスタッフが、筆者の要望を解釈して、筆者が思いも付かないような商品をプレゼントの候補に挙げてくれた。「妻向けの誕生日プレゼント」は典型例だが、「買い手が何を買えば良いか分からない」というケースは少なくない。そういう時にOperatorは、非常に有用なサービスだと感じた。

2016年内に日本市場へ進出

 OperatorのChan CEOは「Operatorは、人間が応対する小売店の良さと、eコマースの便利さ。その二つを両立したサービスだ」と語る。Chan CEOは「ファッションアイテムや電化製品、旅行商品、ギフトなど、購入に際していろいろと悩むような商品は、Operatorで売買するのに向いている」と語る。

 Operatorは現在、日本市場への進出を検討中だ。まずは2016年内に日本の小売店が、Operatorで米国の消費者向けに商品を販売できるようにするとしている。「日本には、米国の消費者がまだ知らない優れた商品が多数存在する。そうした商品を、Operatorを通じて米国の消費者に売り込んでもらいたい」。Chan CEOはそう意気込む。