ユーザーはボットとのやり取りを通じて商品カテゴリーを絞り込んでいく。ユーザーが任意のメッセージを送って商品を探すこともできるはずなのだが、記者が試した際には応答がなかった。

 今回は「男性向けアイテム」-「シューズ」-「価格レンジは75ドル以下」といった具合に選択肢を選んだところ、商品の候補がいくつか表示された(写真5)。商品画像をスワイプすると、別の商品候補が表示される。また商品写真の下にある「これと似たものを見る(See more like this)」を選ぶと、ほかの候補が送られてくる(写真6)。

写真5●ボットが商品候補を示した画面
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写真6●ボットが他の商品候補を示した画面
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詳細情報の入力はWebサイトで実行

 「このアイテムを買う」を選ぶと、Facebookメッセンジャーの「Webビュー(アプリに搭載されたWebブラウザー機能)」にShop SpirngのWebサイトが表示される(写真7)。住所などはこのWebサイトで入力するという仕組みだった(写真8)。ここから先は、Webブラウザーを使ってWebサイトで商品を購入する手順と変わらなくなった。最後に決済が終わると、その情報がメッセージとして送られてくる。

写真7●WebビューでWebサイトを表示した画面
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写真8●Webビューでの入力画面
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 Webビューをどの程度使うかは、ボットによって異なる。例えば花束のECサービスである「1-800-Flowers」のボットは、送付先の住所や名前などをメッセージとして入力させていた(写真9)。ただしクレジットカード番号などは、Webビューを使って1-800-FlowersのWebサイトに移動してから入力する必要があった(写真10)。Messenger Platformには決済機能が備わっていないためだ。

写真9●住所などをボットに送信した画面
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写真10●Webビューでの決済画面
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 裏側の仕組みを見ていこう。企業のボットは、Facebookが公開する「Send API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)」や「Receive API」を通じてユーザーと会話をする。テキストだけでなく画像をやり取りしたり、選択肢付きの「リッチバブル」を送ったりもできる。