TOEICは学習の優先度を決める

 会社の人材育成や昇進条件などをきっかけに、TOEICのListening & Reading Test(リスニング&リーディングテスト)を受験する機会がある人も多いでしょう。TOEICで高得点を取ることは人事評価につながるだけでなく、転職で有利に働くことも期待できます。一般的には、「600点を超えたら基礎的な英語力が身に付いていると評価される」といわれています。

 TOEICもまた、「受験英語」や「日常英会話」とは異なる学習のコツがあります。TOEICはリスニング4パート、リーディング3パート、合計7つのパートで構成されています。各パートによって攻略方法や難易度がバラバラなため、パート1から7まで均等に時間配分をして解き進めていくのは、推奨できません。ハイスコアを出すには、「各パートの難易度を理解し、優先順位を付けて学習する」という能力が必要です。

 英語学習を始めた人が特に力を入れたいのは「パート1 写真描画問題」「パート2 応答問題」「パート5 文法問題」、取り分けリスニングパート(パート1・2)です。「各パートをどのように学習すればいいのか」や「解くときのコツ」など、TOEICに関する内容は、この連載の別の回で詳しく解説します。

 この連載を通して、「英語学習を諦めていた」「本格的に英語を学びたいけれど、目の前の仕事を優先してしまいその一歩を踏み出せない」という人が、自分のペースで楽しく英語を学ぶためのヒントを届けられたらと思います。

取材・文/橋本 岬

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