仕事をする上で、多くの人が直面する「英語を何とかしなくちゃ問題」。新型コロナウイルスの水際対策が緩和されて、海外出張へ行けるようになったり、インバウンド(訪日外国人)需要が戻ってきたりする中で、今後「英語力」を求められる場面も増えてくると考えられます。忙しい社会人が効率よく、英語学習をするにはどうすればいいのでしょうか。そこで今回は、AI英語教材「abceed(エービーシード)」を提供しているGlobee(グロービー)代表の幾嶋研三郎さんが、働きながらTOEICのスコアをアップさせるためのポイントを解説します。

「TOEICは意味がない」は本当か?

 企業や職種によって、英語能力テスト「TOEIC」のスコアが就職や転職、昇進の武器になることは言うまでもありません。一般的に、600点だと基礎的な英語の学力を持っている、800点だとキャリアアップに有利だと考えられています。

 一方で、TOEICで高得点を取っても英会話が苦手という人は少なくありません。また、「試験が単調でつまらない」「飽きてしまい学習が続かない」という意見もあり、しばしば「TOEICは意味がない」といわれることがあります。

 しかし長年、英語学習と向き合い、英語サービスを提供している私としては、TOEICの勉強をすることは無駄だとは思いません。出題される問題は日常生活やビジネスに関連する内容なので、基礎的かつ実践的な英語を学ぶことができるからです。スコアが伸びれば、学習のモチベーションも維持できるようになるでしょう。

 また、実力がスコアとして数値化されることは、現在の英語力を客観的に把握するきっかけにもなるので、TOEIC以外で英語学習をする際も、目標を立てやすくなります。

(写真:PIXTA)
(写真:PIXTA)

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