紙に書き出し、自分の気持ちと向き合ってみて

 まずは小さなことから、自分軸の思考に移す練習をしてみてください。おすすめは、自分の素直な気持ちを紙に書き出してみることです。その仕事を自分はやりたいのか、やりたくないのか。好きか嫌いか、どこに行きたいのか、何を食べたいのか。あるいは、いま食べたくないものは何か。人に答えはありませんから、自分の気持ちと向き合うことが大切です。

 次に、自分の気持ちを人に意思表示してみてください。自己肯定感の低い人は、「自分の意思表示をして、相手に嫌われたらどうしよう」と考えてしまうために、自分の気持ちを他人に表明することが苦手な人が多いんです。嫌われても関係ない。相手と意見が分かれても、まずは自分の意見を伝えてください。相手に自分の意見を強要しなければいいんです。

 その次の段階として、自分の意見を通してみる。相手にもよると思いますが、「今回は君の行きたいところでいいよ」と言ってくれる人がいます。そのときに、「ありがとう。じゃあ次はあなたの行きたいところに行こうね」と言って好意に甘えてみましょう。全員ではなく、言いやすい人に対して、少しずつトライしてみてください。

 自分の気持ちを理解する、それを相手に表明する、好意を受け入れる。これが自分軸の思考にシフトするステップです。少しずつで大丈夫です。一番苦しいのは、自分の気持ちすら分からないことなので、それが分かるようになるだけでも楽になりますよ。一歩一歩、自分のできることから先に進んでいきましょう。

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