ターゲットを見つけ、クリアなコンセプトを作る「シナリオづくり」。それを日常的に繰り返すことがクリエイティブの作法を身に付けるには欠かせない。伝説のクリエイターが入社希望者に課すワークで、シナリオ作りを実践してみよう。
(写真:123RF)
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 今回は最初に前回までの「復習問題」から入りたいと思います。ここまで学んだクリエイティブの作法がどのくらい染みついているでしょうか。

【復習問題】今、ウクライナ戦争では、いたるところで悲惨な状況が生まれております。虐殺、拷問、強姦、飢餓、放浪・・・・・・。さて、あなたは、この戦争をモチーフに、ポスターを作ることにしました。どんなポスターを作りますか?
ポスターのコンテ(ラフな構成図)とキャッチフレーズを考えてください。
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 いかがですか?

 また、「何を書こうか」と、小学校の作文の時間状態になってしまった人は、落第です。

 「何を書く」ではなく、「何を伝える」=コンセプトを考えた人は、クリエイティブの作法として正しい第一歩を踏み出せていることになります。ただ、そこで悩んで、思考が止まってしまった人も多いのではないでしょうか?

 その理由は「第二歩」を忘れていることにあります。

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