成功する経営者と失敗する経営者。両者の間にはある違いが存在します。それは、明確な「やさしさ」を持つか否か。定義の難しいやさしさについて解説していきます。

成功する経営者の共通点
成功する経営者。多くの人はある共通点を持っています。それは、「明確さ」です。
逆に、低迷する経営者には「曖昧さ」という共通点を持っています。
明確さは、事業を成功に導き、曖昧さは低迷や失敗につながります。なぜなら、人間は言葉で自分の考えを他人に伝え、生きているからです。会社の目的、目標、望ましい言動などを、明確な言葉で伝えられる経営者は、事業を成功に導きやすくなります。
「明確な言葉」はプラスの力となって経営を支え、「曖昧な言葉」はマイナスの力となって経営を挫(くじ)きます。
仕事も、遊びも、家庭も、いいかげんで曖昧な言葉を使えば、うまくいきません。そのことを知る経営者は、言葉の意味や言葉遣いにも気を配ります。
さて、もう一つ補足すると成功する経営者は、明確さを持つだけでなく他に共通点を持っています。それは、「やさしさ」という点です。
好かれる経営者や上司の条件には、必ず「やさしい」が、ランクインしています。ところが「やさしい」のに失敗してしまう経営者もいます。やさしすぎるから失敗したのだ、厳しさも必要だと嘯(うそぶ)く経営者さえいます。
しかしそれは違います。
普段から明確さを求め、言葉の真意を深く問う経営者は、知らず知らずのうちにやさしさの定義を問い続けています。付け焼き刃のやさしさで行動を決めたりしません。
だから、「やさしさ」の本質に近づいていくのです。
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