精神科医Tomyのズバッとアドバイス。第3回のテーマは「月曜日の朝が憂鬱」。多くの人の悩みである、プライベートと仕事の切り替え。社会人経験が長くても月曜日の朝が億劫(おっくう)という人も多いはず。仕事は嫌いではないけれども、なんとなく苦手という人へ、Tomyさんがクリティカルなアドバイスをくれました。
月曜日がなんとなくブルーな気分

【相談内容】 25歳 女性 営業代行企業勤務
月曜日になると、なぜか体調が悪くなります。微熱程度で、頭痛があるほどの体調不良ではありません。あとは、なんとなく胃がムカムカしてしまったり、喉が渇きやすかったり……。
今働いている職場は、他の職場と比較すれば楽な仕事なはず。残業時間が30時間前後、多い月は70時間程度。季節により波があります。とはいえ、他業種もそれぐらい残業している人もいると思うので、大きな不満があるわけではありません。でも、仕事を開始する月曜日だけメンタルが落ち込みますし、日曜日の夜ぐらいからなんとなく不調を感じます。
どうすれば月曜日をもっと楽に乗り越えられるのでしょうか。Tomyさん教えてください。
Tomyはこう答えました
仕事に対してマイナスな思考に陥るのは誰にでもあること。でも、慢性的にその状況が続くのはあまり良好な状態とは言えません。体調に影響が出始めているのであれば、仕事との向き合い方を変えることも検討してみてはいかがでしょうか。
仕事に対して、やる気が出ない。前向きになれないという理由は大きく2つに分類できます。
1つ目は、「仕事が嫌い」ということ。この仕事は向いていない、好きじゃないという感情を持つと、やる気はほとんど起こりません。また、無自覚でも嫌いだと感じると、知らずに疲れがたまったりします。それには、向いていないのに向いていると思わせることに体力を使ってしまっているからです。
2つ目は、「労働時間が長い」。ぶっ続けで働いてケロッとしている人もいれば、一般的な仕事時間でもヘトヘトになる人もいます。後者の人は、周りのパワフルな人たちの残業時間に合わせて一緒に残業をすると疲弊します。
相談者の方は、多い月には70時間の残業と書かれていますが、人によっては長いと感じる残業時間ではないでしょうか。周りに合わせる働き方ももちろん大事ですが、周りに合わせすぎてしんどい状態は不適切です。
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