【解説】 名前に、強烈な力がある

 太陽上司、心憎いですね。緊張している転職者を迎える。それも、自分から先に相手の名前を呼んで。この一言で、「あなたのような人が来るのを待っていた」「あなたの実績と評判を私は聞いているよ」ということが伝わります。

 「カクテルパーティー効果」をご存じでしょうか。騒然としたカクテルパーティーの会場でも、人は自分の名前や必要な情報を聞き取ることができるというもの。相手の名前を呼ぶということは、その人にとって最も有効なパワーワードを放ったことを意味します。

 新しい人を迎える。こうした場面にこそ、人柄が出ます。仕事ができるかできないか。信頼できるかどうか。その第一印象が決まります。さらには、初めて会う人に、「お待ちしていました」「待っていたよ」と伝えること。これも大変に効果があります。あなたのことをずっと考えていた。そんな思いを伝えることができるのです。

 二村くんの幸先の良いスタートを一言で演出した太陽上司。さすがですね。

まとめ

転職者を迎えるときは、
まず名前を呼びかけ、「待っていたよ」と伝える

言葉のプロが500人以上の声を集めて作った あなたの一言で部下が伸びる!見直すべき「声のかけ方」30のシーン
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『人を追いつめる話し方 心をラクにする話し方』
編集:日経xwoman
発行:日経BP
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【内容】
イソップの寓話「北風と太陽」の教訓を基に、「北風上司」と「太陽上司」を主人公にした物語形式の一冊。

★相手を励まし、前向きにさせる「太陽言葉」
・プレッシャーに押し潰されそうな部下の心を軽くする言葉
・大きなミスをして落ち込んでいる部下を立ち直らせる言葉
・家庭の事情に悩む部下を勇気づける言葉 など

★相手のやる気をなくさせ、恐怖を与える「北風言葉」
・チャレンジしようとする部下の芽を潰す言葉
・部下に、「上司にはしごを外された」と感じさせる言葉
・仕事に私情を挟んで、部下を混乱させる自分勝手な言葉 など

イラスト/大西洋

日経xwoman 2022年9月15日掲載]情報は掲載時点のものです。

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