ジョブコーチとは障害者の就労支援を行う専門職

小川教授:ジョブコーチは厚生労働省が定めた、障害者の就労支援を行う役割の専門職です。日本では2002年に障害者雇用促進法が改正されて、制度化されました。

 その最も大きな役割は「環境調整」といって、本人の障害特性と職場環境の調整を図ることです。本人だけでなく、その職場の上司や同僚の皆さん、本人の家族の方々への支援も行うのが特徴です。

 主な業務内容は、
・職場の人間関係やコミュニケーションを円滑にする
・障害者との関わり方や業務依頼の方法などを助言
・本人が業務上の課題を改善、または業務を習得するための支援
・本人に適した職務内容の検討
などがあります。

 現時点でジョブコーチは「障害者雇用」の枠組みの中で、就労支援を行うのがほとんどです。でも今回、お話をお聞きして、障害者雇用で蓄えたノウハウを、一般社員の雇用にももっと活用できるのではないかと考えるようになりました。

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 今回は企業の現場における、発達障害の社員をめぐる現状についてお伝えしました。次回は、ジョブコーチについて詳しく、具体的にどのような支援を行うのか、どんな効果があるのかについて、引き続きお伝えしていきます。

(構成/ふくいひろえ)

[Human Capital Online 2020年6月9日掲載]情報は掲載時点のものです。

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